【先行レビュー】ガルプ! ホッグに新色登場!ブラックレッドベリーは夜ゲーム最強!?

「新製品の先行レビュー!?」

あなたも私も大好きなインプレのコーナーでございます! しかも今回は一味違います。これから発売となるアイテムの「先行レビュー」となります!

今回、ピュア・フィッシング・ジャパン(PFJ)様より製品のご提供を賜りまして、2025年8月発売予定のバークレイ ガルプ! ソルトウォーター ホッグ 3インチの新色「ブラックレッドベリー」を一足お先にハンズオンさせていただいておりました。ご担当いただきました 白龍 幸三 様、おかげさまで私も「仕上がり」ました!ありがとうございました!

なお、この記事は、試供品として頂戴したアイテムを私が勝手にPRするという当ブログの企画でございます。公開にあたってはPFJ様へ許諾の確認はしておりますが、なんと公開前の校閲は不要とのことで、マジで私が好き放題に書いています。自由をありがとう!

ということで前置きは以上です!

「ガルプ! ってなんなのよ?」

さて、まずはガルプ! のご説明から。いや今さら説明不要でしょう?と思っていたのですが、PFJの白龍様から聞いたところによると近年はガルプ! の釣れっぷりを知らない人も増えているんだとか。

いやいやいや、ガルプ! は釣れすぎるから使わない、という人もいるほどの「元祖 反則級ソフトベイト」。それを知らないから使わないってのは勿体無い。特にビギナーはガルプ! から始めてみてください。釣れる場所と時間がわかるようになります。上達への近道です!

また、ベテランほど関心を寄せているであろう長所としては、ガルプ! は生分解性素材であるという点が挙がります。釣りが身につけば目先の1匹よりも10年後の環境が気になるもの。木製のルアー、エサ釣り、フライフィッシングだけが環境負荷を低減する方法ではありません。ガルプ! を選択肢に含めてみてください!

「ホッグ ブラックレッドベリー」

お待たせしました。ショータイムです。

ガルプ! の中でも3インチのホッグは必携のシェイプ。その新色であるブラックレッドベリーです。

文字通り、ブラックとレッドのツートンカラー。ベリーは「お腹」という意味です。同様の配色はパワーベイト版のホッグではレッドクローという名称だったと思います。つまり甲殻類系カラーとしては定番色とも言えますが、意外にも今までガルプ! ホッグには配色されてなかったんですね。

ホッグは上下対称形に近いですが、「Berkley」の文字が見える側が下側となります。

既存カラーは単色系だったので上下を気にする必要はありませんでした。対して、ブラックレッドベリーをジグヘッドやジョイントリグで用いる場合には上下を考慮する余地が生じます。すなわち、魚へ見せる側をブラックにもレッドにもできるので「一粒で2度美味しいカラー」です!

とはいえ、シンプルにツートンカラーの変化で魚の反応を探りたいなら、やはり定番のフリーリグがおすすめ。

フリーリグは水中で回転していることがよくあります。するとフックが下を向いてしまうのがお悩みポイントでしたが、ブラックレッドベリーならオートマチックに色の変化で誘っていることにもなりポジティブに捉えることもできます。

なお、シンカーはバークレイのスイベルシンカーがぴったり。私は5gから10.5gまでを多用しています。

合わせるフックはリューギのスタンダードがお気に入り。カエシをペンチで折ってバーブレスにして使っています。フックサイズはセオリー通りなら2/0がジャストサイズですが、私はワンサイズ小さい1/0を合わせるのが好きです。というのも…

ソフトベイトをオフセットフックに刺していると、数匹も釣る頃には端部が裂けるものです。そうしたら端部をカットしてフックを刺しなおします。このためにワンサイズ小さいフックにしておきます。ECO(ケチ)でしょ?

これの応用で、計画的にカットしてシルエットを小さくして使うなんてワザもあります。

この方法は、ホッグのボディがストレートワームに近いシェイプでのみ可能です。ガルプ! には甲殻類系のシェイプが複数ありますが、すべてのアイテムで可能なわけではないんです。

  • ホッグ
  • バルキーホッグ
  • ファットホッグ
  • クラビー

これらのうち、端部のカットに最も適しているのはスタンダードなホッグです。ボディが細身で柔らかいというのも相性が良いです。一方、ファットホッグとクラビーはカットに不向きです。甲殻類系のシェイプと一括りにしても、使い勝手がけっこう違うんですよね。

ホッグは共通のフックでパルスワームとのチェンジもできるので「やっぱスタンダードなホッグはいいなぁ」と感じます。それほどに完成度が高いシェイプです!

「ナイトゲームに最適!」

さて、肝心の釣果のほうですけれども… それはもう爆釣ですとも!

私がベンチマークの1つとしているライトロックゲームでのキジハタ。新潟市のベストシーズンを過ぎた8月にも関わらず、まだこんなに釣れるか!と驚かされました。

明るい時間にもポツポツと釣れますが、日が暮れてフィーディングの時間に差し掛かると30分間で8匹キャッチできました。ほぼワンキャストワンキャッチ。連日そのような感じです。普段のお気に入りであるパワーベイト マックスセントのクリッターホッグもかなり釣れますが、経験上、ガルプ! はその2倍〜3倍は釣れている気がします。

ここでワンポイント。私は仕事帰りにフィールドに立ち寄る都合で年間通してナイトゲームが多くなりがちです。辺りには街灯がなく真っ暗。そんな場所ではブラックカラーをよく使います。それ自体は見えないのに「そこに何かある」と感じさせることができます。ブラックは魔法のカラーなのです。

これまで頼りにしていたのはクリッターホッグのブラックブルーフレックというカラーです。それで今回、同じ感覚でホッグのブラックレッドベリーを使ってみて感じたのは、暗闇でのヒトの眼に対する視認性の良さでした。

暗闇に目が慣れることを暗順応と呼びます。順応するまで30分はかかると言われているので、一度獲得した暗順応を失わないために赤色灯を使います。この赤色灯の下ではブラックは発見が難しいカラーで、背景に溶け込んでしまって位置を見失うことがありました。

しかし、レッドは赤色灯の下ではホワイトに等しいので、とても明るく見えます。ピックアップしたリグの位置がすぐにわかるので、圧倒的に釣りをしやすくなりました。

「良い釣りを」

産卵後のアフター個体とみられるキジハタが登場。いいオデコをした30cmオーバー。新潟市のショアで8月に釣れるサイズは20cm未満が多く、25cmもあればそこそこファイトも楽しめるという感じ。今回、スポーニングに絡む成魚まで来てくれたのはラッキーでした!

このような幸運をものにできたのは、ブラックレッドベリーの視認性のおかげでキャストがスムーズだったことも関係したと思います。タラシの長さを調整しやすいとか、些細なことの積み重ねで時間当たりのキャスト数が増えていたはずです。

暗闇で視認性を高めるには紫外線灯にチャートを合わせる手もあるものの、夏場は虫が集まってきてしまい不快です。だから赤色灯にレッドの組み合わせが快適で、そこに速い攻めができるブラックが差してありますから暑い時期の短時間勝負に最適です。

ちなみに、手についてしまったガルプ! ジュースのニオイは消毒用アルコールで飛ばせます! これはアルコールの共沸効果により臭気物質が揮発して取り除かれるからかと思います。これで唯一の懸念点はなくなったも同然です。

まだまだシーズンは続きますから、気になった方はぜひバークレイのガルプ! ソルトウォーター ホッグ 3インチの新色「ブラックレッドベリー」をお試しください。マジ激推しです!