SaltyStyle Kurodai
2025年8月発売
スタイリッシュで手軽に使えるショア専用ロッド、魚種別ラインナップSWロッド
感度も軽さも抜群ながら手に取りやすい価格のハイコスパモデル!
魚種専門ラインナップで、より上のレベルを目指すオカッパリアングラーへ!製品特長
PURE FISHING JAPAN
- TopガイドFuji SiCリング搭載(他アルコナイトリング)
- Fuji KRガイドコンセプト
- Fuji リールシート採用(スピニングモデル:IPS / ベイトキャスティングモデル:ECS)
- Xカーボンテープ:ABU独自のXカーボンテープラッピング
斜め(45度、135度)の方向からX状にカーボンテープで締め上げる事によりトルクを向上、ねじれ防止に貢献
所感
リマインダーとしてのニュースです。ついに今月発売されるソルティースタイル クロダイ のリニューアルモデル。製品名が「SYK」で始まるモデルがリニューアル版です(以前のモデルは「STK」)。
このアイテムが気になっている理由がありまして..
つい先日のことですが、「SUNAさんはチニングやらないんですか?」と。私は少し言葉に詰まって、やる気がないわけではないけれど、狙って釣れたことがないというようなことを返答しました。
私はマゴチとロックフィッシュをやっていますから基本的にボトムフィッシングです。というかボトムフィッシングありき、マッチザベイトありきです。カニがいる状況ならばカニを食べる魚がいるはずと思ってルアーをチョイスし、それでクロダイが釣れることもあります。ところが、クロダイの釣果情報(エサ釣り)があるようなタイミングでチニング(の真似事)をしてみても釣れたことがないのです。
新潟市のチニング情報は、新潟市東区にある釣具店が詳しいです。東区はサーフエリアがないに等しいので釣り場として訪れたことがないのですが、汽水域の河川エリアでの釣りが盛んな地域なので、そもそもの釣りの前提が異なるであろうことはなんとなく理解しています。
他方、私の過去の釣果は全てサーフエリア。しかもボトムから離しているときのみ。それもサブサーフェスやサイトで見える深度と距離のときです。ルアーサイズは5cm以下が適正のようで、9cmくらいではチェイスはあってもバイトしてきません。
だから、じつは私が気づいていないだけで、フラットフィッシュ狙いのときにもしばしばチェイスは発生しているのかもしれません。しかし、風向きを選べない新潟サーフでは20g未満のルアーの出番は少なく、必然的に重めのルアーでボトムをとるほうが釣りを成立させやすいという事情があります。それでもマゴチは釣れるんだからいいじゃないか、と。
それで納得はしていたのですが.. 前述した質問を受けて、改めて自分の胸に手を当てて聴いてみると、やっぱり気になってはいるんですよ。にわかにクロダイを狙ってみようかな、なんて思ってしまうわけです。丸1年間かけてサーフでライトリグを投げたら何かわかるかも、と。
さて、リニューアルされるソルティースタイル クロダイ から1つ選ぶとするならば、「SYKS-762ML」がいいな、と思います。このモデルだけ先径が細いし、自重も軽いです。たぶん、他のモデルよりも曲がると思います。
マゴチにも共通する部分として、硬い顎を持った魚とどう勝負するか?という基本的な戦略の話があります。つまり、シングルフックで貫くか、トリプルフックで絡めとるか、自分がどちらの釣りをしているのかを毎投ごとに意識して取り組むことが肝要です。その点、クロダイ用のロッドは概ね柔らかめですから絡めとるためのロッドです。
そこで、なるべく絡めとれそうなロッドという観点で「SYKS-762ML」かな、と。
また、もしもロングキャストで狙うなら「SYKC-792ML」。ベイトモデルの長いほうです。
ロングキャストならスピニングじゃないのか?と思われるかもしれませんが、ロングキャストのために強い力が掛かる状態では、ラインを指に引っ掛けているがゆえにラインをリリースしにくくなってきます。特にロッドが短くファストテーパーであるほどに一瞬でそれを行わなければならないため、自分の最大のパフォーマンスを毎投ごとに安定して発揮しようとするほど、むしろスピニングは難しいように感じます。
その点、ベイトタックルのほうがロングキャストはイージーです。そもそもベイトタックルが苦手としているのは軽いものを投げることであって、ロングキャストのためにウェイトのあるものを投げる場合には気難しさはありません。ベイトタックルならばキャスト時のスイートスポットに合わせてラインをリリースするのも簡単なので、ロッドが長い必要性もあまりありません。飛距離と操作性の両立を目指すならば最適解はベイトタックルというのが私の結論です。
あと1点、気になるのは価格でしょうか。上位機種に当たるソルティーステージ プロトタイプのクロダイ向けモデルの実勢価格が2万円台前半です。相対的な位置付けとしてソルティースタイルが1万円台半ばくらいに落ち着いていくとしたら、どちらが魅力的でしょう? 個人的には数千円の差であれば背伸びしてソルティーステージのほうを選んでしまうかも。アブのロッドはどれもハイコスパなので悩んでしまいます。
今後のショップによる値付けにも注目ですね。