最近の反省
Instagramで投稿していると、ついブログを更新している気になってしまうのですが、気がつけばひと月以上も空いてしまってゴメンナサイ。私自身は他のアングラーのブログ更新を心待ちにしているので、ブログ文化のためにも自ら書かねばならないと思い直しました。
さて、2025年もいよいよ夏というタイミング。春からここまでの近況を振り返ってみたいと思います。
サーフベイトタックルに本腰
昨年の秋からサーフでもベイトタックルを導入し始めまして、いくつかのタックルを試していました。この春から「キミに決めた!」ということで常用しているのが、アブガルシアのサーフスレイヤーベイトモデル「XSFC-1032M」です。組み合わせるリールは「ZENON BEAST9」、スタンダードな右投げ右巻きで、用いるラインはPE2号を軸にしています。
結果はどうかと言いますと、幸運にも早々にグッドサイズを仕留めてしまい、今年のサーフはクリア済みという感覚になっています。


マゴチという魚は、(もっぱら小魚を狙っているヒラメと違って)フォーカスが小魚なのか甲殻類なのかで釣り方が変わります。しかし、そのいずれでもXSFC-1032Mは良い働きをしてくれています。
これからの本格的な夏シーズンも試してみたいことがあるので、熱中症に気をつけながらチャレンジしてみたいと思います。
ロックはバスタックルで
さて、サーフは訪れるだけで気持ちが良いものの、移動のために歩く時間の割合が大きく、そもそも1投にかかる時間も長いです。しかも魚影が薄いのでそうそう釣れません。そこで時間の制約があるときはマンメイドストラクチャーのある海岸でロックゲームです。
これまでこの釣りはG-TECのXSC-71ML+でしていました。今年は2本のバスロッドを追加しています。
1つはULのスピニングロッドで、本来はネコリグなどのフィネスフィッシング用のロッドです。ショートロッドなのでアジングをしているかのような見た目になりますが、たとえ魚が青物でもおかっぱりのアベレージサイズ(40cmくらい)なら抜き上げ可能な強さがあります。
そして、もう1つがメイン。アブガルシアのベルサートゴート「VGC-610MH+」です。ゴート(G.O.A.T: 最高の瞬間)に対してはその発表時から強く惹かれるシリーズで、一言で表現するならば「エモい」です。
バスフィッシングはスポーツフィッシングです。ところがベルサートゴートはトーナメントロッドではありません。かといって練習用という位置付けでもなく「最高の瞬間」を冠したシリーズ。すなわち漁具でなく、勝つための道具でもない。用を超えた無用の術としての追求をベルサートゴートに感じます。それは本当の意味でのSports。日本の空手道や茶道のような「道(どう)」としての釣り。このことが心の琴線に触れたわけです。

ライトロックともなると数釣りが可能とあって簡単と思われがちです。しかし、それも目標設定次第。60分で10匹以上を目標とすれば容易くありませんし、また反対に、1投で釣ることを目標とすればフィールドを観察する目が養われます。
カサゴなどは誤解を受けていて可哀想な魚です。よく言われているのは「途中でバテて引かなくなる」という説。それは違います。カサゴは刺激を受けると戦闘態勢になって威嚇します。体を大きく見せるためにヒレを広げ、毒のある棘を立てるのです。だから引かなくなるのです。アングラー側が強引に主導権をとりに行くのではなく、丁寧なやりとりをしてあげれば最後まで突っ込むような強い引きを披露してくれます。
このように魚と向き合う釣りというのは、バスフィッシングから得られるエッセンスだと思います。
..と、余談が過ぎましたが、これにて突堤などのマンメイドストラクチャー周りで使用するタックルは3種類となりました。
- ULスピニング:4lbタックル(3lb巻き)
- MLベイト:8lbタックル
- MHベイト:16lbタックル
なお、VGC-610MH+はサーフでも使ってます。上限ウェイトとなる30gのメタルジグは余裕を持って投げられます。35gに対しても不足を感じません。アブのソルトロッドの対応ウェイト表記は「投げ心地」を基準にしている感じですが、バスロッドは「操作しやすさ」が基準になっている感じです。なので、バスロッドでは上限ウェイトを超えていてもオーバーロードしません。
ラインのほうは色々とお試し中です。はじめはPEにリーダーをつけていましたが、その後にナイロン単線でしばらく使い、今日からはフロロ単線を試す予定です。またレポートできたらと思います。