6月後半は釣れない日々もありましたが、サプライズや念願のキャッチもあり、振り返ってみれば最高の思い出となりました!
6月前半のおさらい: アジ、コノシロ
新潟サーフは春からコノシロとカタクチイワシの接岸が続いていて、サイズの大きなコノシロはルアーでも釣ることができました。(コノシロ釣りは他の記事で特集しました。)
その他にInstagramでお伝えしていましたが、尺アジもサーフで釣れました。ヒットルアーはシマノの熱砂ヒラメミノーSR130F。カラーはヒラメゴールドでした。
このアジは全く予想していない釣果でした。薄明より暗い時間帯のサーフを移動中、他にアングラーがいないことだし、どうせならルアーを投げておくか、ということでトローリングのような感じでミノーを引いていました。
新潟サーフは潮の流れが緩く、地形変化も穏やかなため、ポイントらしいポイントはありません。そんな環境でも、ここは少し違う!と思ってポイント移動するのですが、今回はその移動途中の場所で釣れたわけです。
これを教訓として、ポイントにこだわりすぎず、キャスト回数(密度)を増やしたほうがよいと思いました。そして、タックルケースの中にミノーが増えました。
釣れない1週間で心折れる
さて、6月後半がスタートしたのですが、釣果なしが1週間続きます。この期間はフラットフィッシュかシーバスを狙う日々でした。
振り返ってみればサーフシーバスは局地的に短期間だけ釣果があったようで、全体的には不漁だったそうです。フラットフィッシュも同様でした。
21日: サバ、ヒラメ
朝に心が折れても、夕方にはまたサーフへ来てしまいます。病気です。釣りをやめるべきです。しかし、ついに海からお返事が! だからやめられない! 病気です!
移動しながらミノーを投げまくっていると25cmほどのサバをキャッチ。このときはまだ傷心でしたので写真を撮る気にもなれずリリース。でも釣れてくれてよかった。魚はいたんだなぁ、と、久しぶりに深く呼吸ができました。
ヒットルアーはダイワのバーティスR125F、アデルヒラメピンクイワシでした。アデルホログラムの凄さは写真を撮ってるとわかりますね。
サバがいるなら1匹だけじゃないだろうと思ったので、ルアーチェンジして付近を探ります。ミノーより飛距離を出せるペンシルの出番です。すると、やっぱりいました。40cmオーバーのサバ!
ヒットルアーはアダスタのシーシェイカー90、ハラグロオレンジの25gです。フローティングミノーで小型の個体がヒットしましたから、大型の個体はさらに深場にいると考えてウェイトアップ&シンキングペンシルをセレクトしました。
さて、本命はフラットフィッシュです。けれども、何かしら釣れてくれたほうが精神衛生上よろしいわけで、この後もサバの可能性を残すことにしました。ルアーチェンジせずに探り方だけ変えて続行です。
するとゴンゴンッと力強くもニブいアタリ!
ソゲサイズですがヒラメ! いたのか〜!オマエ〜!私は嬉しいぞ! この時はかなり興奮しました!
23日: コノシロ、エソ
ルアーはシーシェイカーのハラグロオレンジを続投。夕日が落ちるタイミングでコノシロをキャッチ! その後、すぐに次のアタリがあるも、なんだろう? 重い、海藻を引っ掛けたか、いや、魚?
灯りがなく、砂まみれで正体がわかるまで時間がかかりましたが、エソでした! 爬虫類っぽくてかっこいい。
食べにくいと聞いていたのでリリースしちゃいましたが、白身で美味しいらしいので次は食べたいです。40cmオーバーのわりに簡単に寄せることができたので、食糧確保の観点では評価高いですね。
26日: キジハタ、サバ
朝マズメ、サーフでキジハタがドン!
サーフで釣れるなんて聞いたことなかったのでサプライズでした。上げてみれば40cmもないくらいのサイズ感でしたが、あまりにも引きが重たくて小型のアカエイをイメージしていたほどです。キジハタゲームにハマる人がいるのも頷けました。
ルアーは引き続きシーシェイカーのハラグロオレンジでした。しかし、この後、何らかの魚にラインを切られてしまい、ハラグロオレンジとフルメッキをロストしてしまいました。
幸い、シーシェイカーは追加注文を出していたので、夕方には新しく届いたホワイトアウトで早速サバをキャッチしました。
個人的に高実績となっているハラグロオレンジとフルメッキを封印して、ホワイトアウト、ピンクジョーカー、ドーンエッジ、UVサーディンを加えました。
ドーンエッジは3度アタリが出るもフッキングできず、コノシロかと思いましたがウロコが刺さってこないのでヒラメだったかもしれないです。佐々木健丞さんを推してるのでドーンエッジで釣りたい…
29日: ランカーマゴチ!
いつものように仕事帰りに小針浜サーフへ入砂。シーシェイカーのドーンエッジかピンクジョーカーで釣りたいのでチャレンジを継続中。
ピンク系ばかり投げてもスレるかなと思って、合間にUVサーディンとメロメロメロンをローテーションしてましたが、アタリもなく時間が過ぎていきます。
日暮れが近づくにつれ横風が強まったため、シーシェイカーを25gから29gにウェイトアップ。カラーはホワイトアウト。
すると、グンッと引き込まれるようなアタリ! 強くて重い! バットまで曲げ込まれながらサーフにランディング!
現れたのはマゴチ! 昨秋に小針浜で釣って以来、この場所にこだわってきた理由はこの魚のため! ずっと釣りたかった! ついにやったー!
しかしまぁ、デカい。45cm長のチャック袋に入れると尻尾のほうがハミ出たまま。それを手に持ってサーフを歩くから目立つ。数人に声をかけられましたが、マゴチをわかるアングラーさんから「デケェ!」以外の語彙力を奪うサイズだったようです。なお、ワタクシの感想は「重ェ!」です。
帰宅して家族へ喜びを伝えまして、話の流れでサイズを測ってみたところ65cm! うわー、やっぱり大きいねー、なんて喜びに浸っておりました。後日、マゴチの60cmを超える個体はランカーと呼んでもよいと知り、改めて凄かったんだなぁ、と。だから通りすがりのアングラーさんは「デケェ!」を連呼していたのかと、ようやく理解しました。サイズに関心がないワタクシは呑気が過ぎましたね。反省です。
捌きながら感じたのですが、デカいマゴチは、まるでドラゴンですね。もうこれはドラゴンを料理してるんだ、という気分でした。
というわけで、こちらがドラゴンの唐揚げでございます。
2歳の息子に食べた感想を尋ねましたら、悲しい顔で「あー、もっとたべたいなー」と言われました。本当に美味しいときは名残惜しさから悲しんできます。妻からは、またマゴチを釣れと命じられました。
新シーズン突入
当ブログは私にとっての釣りドラマでもあります。
シーズン1は、昨秋にサーフでマゴチをキャッチして始まり、冬に打ちのめされ、春にはアングラーの楽園「佐渡」に救われた話です。
そしてシーズン2は、新潟西海岸突堤でのサブストーリーを楽しみながら、ついにサーフマゴチとの因縁に決着がつきました。
さて、続くシーズン3のテーマです。すでに片鱗がありますが、釣りたいタックル・釣りたいルアー、釣りたい釣り方で釣る、ということを常に意識しています。
推しの釣りタレント、もとい、プロアングラーの方々が開発に携わったタックルを使うのは楽しみの在り方のひとつです。漁師さんなら効率的に釣果を上げることを考えるでしょう。私は釣り趣味人ですから効率的に気分をアゲることが大事なのです。
インプレやレビューというよりは、モノ語りになるのかなと予感しています。当ブログをご覧の皆様、いつもありがとうございます。文体が変化しやすいブログですが、今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いします。